ブログ(記事)|患者さまに合わせたチーム医療を実践し、予防・メンテナンスに尽力する八王子・日野のか強診、多賀歯科医院
厚生労働省認定 かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
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北八王子駅、豊田駅から通える
日野市・八王子市歯医者さん多賀歯科医院です。
鏡を見たとき、お子さんの寝顔を見たとき、ふと「口がポカンと開いているな」と感じたことはありませんか?
この無意識のうちに行われている「口呼吸」は、知らず知らずのうちに私たちの身体に悪影響を及ぼすことがあるのです。
今回は、知らず知らずのうちに私たちの健康を蝕む「口呼吸」の恐怖と、その改善策について詳しく解説します。
なぜ口呼吸がいけないの?鼻呼吸との違い
普段、私たちは鼻で呼吸をしています。
鼻には、空気を加湿・加温し、ホコリや細菌を取り除くフィルター機能が備わっているため、清潔で適切な温度と湿度の空気を体内に取り込むことができます。
一方、口呼吸ではこれらの機能が働かないため、乾燥した冷たい空気が直接体内に入り込みます。
その結果、様々な健康問題を引き起こすリスクが高まるのです。
あなたは大丈夫?口呼吸チェックリスト
以下の項目に当てはまるものが多いほど、口呼吸をしている可能性が高いです。
✓気が付くと口が開いていることが多い
✓寝起きに喉が痛い、または乾燥している
✓いびきをかく
✓口臭が気になる
✓唇が乾燥しやすい
✓鼻炎やアレルギー性鼻炎を持っている
✓風邪をひきやすい
✓歯並びが悪い
✓口角が下がっている
✓無意識に舌が出ている
口呼吸が引き起こす健康問題
1. 歯と歯茎の健康に悪影響
口呼吸は口内の乾燥を引き起こし、唾液の分泌も減少します。
唾液は口内環境を整える重要な役割を果たしており、口内の細菌のバランスを保つ助けになります。
しかし、口呼吸を続けていると、虫歯や歯周病のリスクが増加します。
口臭の原因にもつながります。
2. 睡眠の質の低下
口呼吸をしている人は舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道を狭めてしまうことで、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
これにより睡眠の質が悪化し、朝起きたときに疲労感が残ってしまい、日中の眠気や集中力低下につながります。
3. 顔の成長への影響
特に成長期の子どもの場合、長期間の口呼吸は顔の筋肉の発達に影響を与え、顔つきが変わってしまうことがあります。
口が常に開いていると、顎の発達が阻害され顔の骨格が変形することがあるため、注意が必要です。
4. 免疫力の低下
口呼吸によって乾燥した空気が直接喉の粘膜に触れると、粘膜の防御機能が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなります。
風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけでなく、アレルギー症状が悪化する可能性もあります。
今日からできる!口呼吸改善のための3つのステップ
では、口呼吸をどう改善すれば良いのでしょうか?
1. 原因の特定と治療
まずは、口呼吸の原因を特定することが重要です。
鼻炎やアレルギー性鼻炎が原因の場合は、耳鼻咽喉科を受診して適切な治療を受けましょう。
歯並びが原因の場合は、歯科矯正を検討するのもよいでしょう。
2. 意識的に鼻呼吸を心がける
日頃から鼻呼吸を意識して、習慣づけることが大切です。
睡眠中は無意識になりがちなので、市販の口閉じテープを使用するのも良いでしょう。
3. 口周りの筋肉を鍛える
顔の筋肉や口周りの筋肉を鍛えることで、無意識に口が開かないようにすることができます。
「舌トレ」などのエクササイズを取り入れるのも効果的です。
まとめ:口呼吸から鼻呼吸へ!健康な体を手に入れよう
今回は、知らず知らずのうちに私たちを蝕む「口呼吸」の恐怖と、その改善策について解説しました。
口呼吸は、免疫力低下、虫歯・歯周病リスク上昇、睡眠の質の低下など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
今回の記事を参考に、口呼吸を改善し、健康な体を手に入れましょう。
多賀歯科医院では、患者様の様々なお悩みにお答えしています。
お口のお悩みや不安なことがありましたら、お気軽にご来院くださいね。
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