ブログ(記事)|患者さまに合わせたチーム医療を実践し、予防・メンテナンスに尽力する八王子・日野のか強診、多賀歯科医院
厚生労働省認定 かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
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日野市・八王子市歯医者さん多賀歯科医院です。
親知らず(正式には「第三大臼歯」といいます)は、私たちの口の中で最後に生えてくる歯です。
もともと親知らずが存在しない方、4本揃っていない方、存在しても表面に出てこない(歯ぐきから表出しない)方など、様々なケースがあります。
一般的には10代後半から20代にかけて生えてくることが多いですが、30代やそれ以降でも生えることがあります。
今回は、親知らずの抜歯を検討中の30代女性に向けて、抜歯のベストタイミングや、後悔しないための注意点を徹底解説します!
「今すぐ抜くべき?」「どんなリスクがあるの?」「抜歯後のケアは?」といった疑問を解消し、あなたの状況に合わせた最適な選択ができるよう、詳しく解説していきます。
1. 親知らずの役割と生え方
親知らずは進化の過程で食事内容が変化したため、必ずしも必要な歯ではなくなっています。
また、顎の大きさが小さくなった現代人にとっては、親知らずが生えてくることがしばしば問題となります。
特に歯が正常に生えない場合や、隣の歯を圧迫する場合など、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
2. 抜歯の必要性
親知らずの抜歯が必要な理由はいくつかあります。
・不正咬合:
親知らずが他の歯を押し出すことで、歯並びが乱れることがあります。
・虫歯や歯周病:
親知らずが部分的に埋もれている場合、清掃が難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
・痛みや不快感:
親知らずが真っすぐではなく斜めに生えてきてしまうと、痛みが出ることもあります。
3. 抜歯のタイミング
親知らずの抜歯には適切なタイミングがあります。
以下のポイントを参考にしましょう。
・生え始めた場合:
親知らずがまだ完全に生えていない場合、抜歯は比較的容易で、回復も早いとされています。
30代だと抜歯するには少し遅いと感じるかもしれませんが、生え始めたばかりの方にとってはすぐに抜くのを検討するタイミングだと考えられます。
また30代を過ぎると歯茎の骨が固くなっていき、年齢が上がるとさらにリスクが増していきます。
生えてから時間が経っている方も、できるだけ早めに抜歯をすると負担が少なくなるといえます。
・違和感を感じた場合:
親知らずが生えてきて、痛みや違和感を感じ始めた場合、早めに専門の歯科医に相談することが重要です。
・定期検診の際に確認:
定期的な歯科検診で親知らずの状態を確認し、抜歯の必要性を相談することが大切です。
特に年齢が上がると、抜歯後の回復が遅くなる可能性があります。
4. 抜歯前の準備
抜歯をすると決めたら、以下の点を事前に確認しておくと良いでしょう。
・医師との相談:
抜歯のリスクや方法、麻酔の種類などをしっかりと医師と相談し、不安を解消しておきましょう。
・仕事や生活のスケジュール:
抜歯後は腫れや痛みが生じる場合があるため、できるだけ無理せずに過ごせるようにしましょう。
大事な予定がある前は避けるなど、事前にスケジュールを確認しておきましょう。
・食事の用意:
抜歯後に強い痛みがでると、通常の食事を摂れないことも考えられます。
あらかじめ栄養価の高いスープやヨーグルトなど、できるだけ柔らかいものや嚙まなくても良い食事を準備しておくと安心です。
5. 抜歯後の注意点
抜歯後は自宅で以下の点に注意して適切にケアをしてください。
・腫れや痛みの対策:
抜歯後は腫れや痛みが生じることがあります。
歯科医から処方された痛み止めを服用し、冷やすことで腫れを軽減できます。
・食事制限:
抜歯した側での食事は避け、6時間程度は飲食を控えることが推奨されています。
その後も柔らかい食事を選び、刺激物は避けるようにしましょう。
・口腔ケア:
抜歯した部分はできるだけ強い刺激を与えないようにしましょう。
しばらくは硬いブラシを避け、優しくブラッシングを行うことが大切です。
・異常があった場合の対応:
出血が止まらなかったり、高熱が出た場合は、すぐに歯科医に連絡しましょう。
6. まとめ
親知らずの抜歯は、一見怖いものに思えるかもしれません。
しかし、適切な時期に適切な対応を行えば、症状の悪化や将来的な問題を防ぐことができます。
特に30代の女性は、仕事や育児、家庭の事情なども考慮しつつ、早め早めの相談と準備が重要です。
多賀歯科医院では、患者様の様々なお悩みにお答えしています。
お口のお悩みや不安なことがありましたら、お気軽にご来院くださいね。
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