3月21日

『多賀歯科医院ペリオセミナー(2017.02.22)』に参加しました。

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 今回のセミナーでは根分岐部病変の原因のお話を聞きました。
根が複数本ある小臼歯(上顎4)
大臼歯(上顎6.7 下顎6.7)に見られる。
歯槽骨が根せん方向に吸収すると根っこ部分に骨の放出が見られる。
この事を根分岐部病変と言います。垂直と水平ポケットに起こる。
必ずしも歯周病要因ではない。根分岐部に対する歯根切除として
① ルートアンピュテーション(歯根だけ切除する方法)
② ルートセパレーション(歯を真ん中から切断して2本にわけて分岐部をなくす方法)
③ へミセレクション(歯冠ごと1根とる事)
④ トライセクション(歯冠ごと2根とる事)
生活歯ならトンネリング(歯ぐきの骨の形を修正し根分岐部に歯間ブラシが入るためのスペースを作る方法)ができるか、見分ける。トンネリングは神経を残せるので患者さんにとってもメリットが大きい。症状の進行具合によって違うが、患者さんのどういう状態にしていきたいのか?自分の歯で咬みたいのか?患者さんの意志(患者さん主体)であることが大切。多賀歯科医院でも“メンテの大切さ”“歯周病治療に終わりがないこと”“生活習慣で何か問題はないのか?”患者さんとコミュニケーションを取り、自分で口腔内の環境を守っていける患者さんを1人でも多く増やしていきたいと思います。

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・根分岐部病変に対する治療法
→歯冠形態、骨の形態をかえる事により、清掃性を高める
根分岐部に対する歯根切除
・ルートアンピュテーション→歯冠部は残したまま根だけ抜く
・ルートセパレーション  →分離、切断
・ヘミセクション     →2根
> →歯冠ごと切断
・トライセクション    →3根
・トンネリング      →歯槽骨を整形、生活面でも可
治療終了後、根面カリエスができやすいので管理が大切!!
分岐部病変があるから全て外科治療するわけではなく、患者様が望んでいるかどうかが
大事。あらかじめ、起こりる事は説明しておき、信頼関係を築き、患者様の思いをくみ
取る。隣接歯、対抗歯等の状況、患者様の力量を考慮しベストな治療を見極め、話しあえ
る関係性を築いていく事が大切。
その為、DrとDHの連携が重要である。
咬合生外傷についてもメンテナンスで検査を毎回やり問題点を見抜く。
動揺度は時系列でみていく。
メンテナンスはクリーニング主体ではなく、
・検査
・ライフステージでの問題点
・リスクの発見、どう向き合っていくか
・患者様が365日自分で口腔内を守れるよう教育
患者様とのコミュニケーションが大切である。
以上の事を念頭に入れ、明日から診療を頑張っていきたいと思います。

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根分岐部病変の原因は①根尖病変由来 ②咬合性外傷 ③歯周病 ④①~③の複合
分類はⅠ歯間幅径の1/3まで Ⅱ歯間幅径の1/3以上だがthrough and throughではない。
Ⅲthrough and through
非外科処置の治療は根分岐部では単根歯に比べて劣る。
Ⅰ度 ― スケーリングとルートプレーニング

ファーケーションプラスティ

Ⅱ度 ― 歯根分割/分割抜歯
(① ルートアンピュテーション ②ルートセパレーション ③ヘミセクション ④トライセクション)
― 下顎臼歯におけるGTR法

Ⅲ度 ― トンネリング
― 抜歯
咬合性外傷は支持組織の高さにかかわらず健康歯肉、骨縁上の歯肉に炎症が限局している場合、外傷力は歯周病を発言させたたり、破壊の進行を加速させたりしない。
一方、歯肉の炎症が骨縁下に及んでいる場合は、外傷力によって破壊の進行が加速される可能性がある。
まずは歯周治療、プラーク由来の炎症のコントロールを行い、必要な場合に力のコントロール(咬合調整、連結)を行う。
毎回、検査することで経時的みていくことで歯を守ることにつながる。
Krに主体性を持たせることが大事、クリーニングが目的となってはならない。
人を介した治療なので傾聴が大切、Krの背景を知る必要がある。
人間を観る能力、コミュニケーションが大切、面接術が大事である。

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