1月25日

『多賀歯科医院ペリオセミナー(2016.11.30)』に参加しました。

ペリオセミナー1ペリオセミナー

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洗口剤
① ビズビクアニド消毒剤 商品名コンクールなどはSC、PMTC、OPE後には有効だが副作用もあるので長期使用は進めない方が良い
② フェノール系消毒剤 商品名リステリンなど 口腔内の付着維持力(電化をもたないため)に劣るためそこまでのプラーク抑制効果が弱い
③ 四級アンモニウム化合物 商品名ピュオーラ、モンダミン、ディープクリン、クリアクリン、プラーク抑制効果は低い
商品名を教えてもらえたので患者様に聞かれた時に答えられると思いました。(忘れないように!)
SPT
(メンテナンス)について数十年研究されている結果、専門家によるプラークコントロールとホームケアができれば年齢に関係なく歯を失わずにすむ事を知りました。
以前は75歳以上の患者様の中にはブラッシングを教えてもなかなか当てられない方もいらして何回も練習をつづけるのはかわいそうに思い月1回の清掃にきりかえた方もいました。もちろん歯周病も進んでしまうのはわかっていましたが…。それでは患者様のためにならない事を今日知ることができて、これからはあきらめずにブラッシング指導していきたいと思いました。
スカンイナビアンペリオ
前回にひきつづきづスケーラーの当て方、患者様や術者がつらくない姿勢やSC方法を教えていただき、短時間でとりのこしのないSCを行っていけると思いましたが、いざSCしていくと教えていただいた事を行えていません。姿勢も悪くのぞきこんで行っている時、アッと思い背筋を伸ばしてみますが、なかなか実践できません。どころかなにもできてなくて…。きちんとDHの仕事ができるようになったら少しづつ実践していきたいと思います。
勉強する機会をいただいてありがとうございます。
 
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〇原理原則〇
初発の原因 プラークの細菌
徹底した歯肉緑上のコントロールが重要
●化学薬剤のデリバリー手段
・洗口剤・歯魔剤・チューインガム・ドロップ
●試験管レベルでは
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●洗口液の特性
★グルコン酸・グラム陰性・好機細菌・嫌気細菌・真菌にかかわらず効果がある。
・バクテリアの細胞膜の内側にくっつくことによりバクテリアの付着を減らす
・カチオン
↓ 口の中のプラークに効果があるか実験結果
・プラークの外側の層には効果があるが内側までは効果がない。

グルコン酸クロルヘキシジンはバクテリアの細胞膜の外側にくっつくことによりバクテリアの付着を減らす。
きれいな歯面へのプラークの蓄積を予防 > 付着したプラーク減らす
●洗口液を効果的に使う為には
・ハミガキした後
・スケーリング後
・オペ後
※クロルヘキシジンの副作用
・味覚障害・着色・上皮の剥離 灼熱感(短期間の間だけ使用をすすめる。ブラッシングなど難しい場合)
※クロルヘキシジンは歯間部に効果はない。
・歯間用の器具が必要
●まとめ
・日本の洗口液はどれを使っても変わらない
・ハブラシ、歯間ブラシが大切
※初期治療の時は洗口剤の使用を止めてもらう。患者さんハブラシのレベルを見たい為
感想・勉強になった所
洗口液は自分自身が使っている身近なものだったのでとても興味深かったです。患者さんもあまりよく分からずに使用している方が多いかと思います。(私もそうだったので)
楽に手に入って、楽して歯の健康の維持はやっぱり出来ないんだと思いました。日頃のハブラシが一番大切なんだと思いました。
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●洗口剤のメカニズム、機序を学ぶ
<原理・原則>
・初期の原因はプラーク細菌である→徹底した歯肉緑上のコントロールが必要
洗口剤に何を期待するのか?
1. Antiodhesive(抗付着)
2. Antimicrobial(抗菌)→菌膜の破壊、菌を殺す
3. Plaqueremoual(プラーク除去)
4. Antipathogenic(発症抑制)炎症予防
どの製品がどうなのか
(★ビズビグアニド消毒剤 抗付着+(細菌)、コンクール、クロルヘキシジン)
★フェノーリとエッセンシャルオイル ★四級アンモニウム化合物(覚えておく!!)
1.カロルヘキシジン→バクテニアの細胞膜の外側にくっつくことによりバクテリアの付着を減らす
効果を左右する影響因子、濃度Ph、温度、時間
★副作用★味覚障害、着色、上皮の剥離、灼熱感
2.フェノール系消毒薬
・中等度のプラーク抑制効果と抗炎症効果
力は強いが、停っていられないその為のプラーク抑制効果が弱い
3.四級アンモニウム化合物(日本で大まかなマーケットを占める)
・中等度のプラーク抑制効果、口腔内付着維持能力にすぐれ、chxと同等の抗菌作用能力、プラーク抑制歯肉炎の予防に劣る→急速な口腔粘膜への吸収
●様々な洗口剤はありますが、結局どれを使ったとしても効果はほとんど変わらない。大切なのは根面のバイオフィルムを除去しないと結局元に戻ってしまう。Krにも何がおすすめかを聞かれたり、それで治せないのか?と聞かれる時がありあすが、歯ブラシに勝る緑上コントロールはなくどんな薬剤を用いても他に置き換えられる事はできない事を措置していけたらと思います。
セミナー感想
今回は第5回目の福井先生によるペリオセミナーでした。
・歯磨剤と消毒剤の歯周治療に関する役割についてです。グルコン酸クロルヘキジシンはバクテリアの細胞膜の外側にくっつくことにより、バクテリアの付着を減す。効果を左右する影響因子として、時間があり2分間の洗口が必要。OPE後に使う事が一番良く、SRP後にも良い。しかしクロルヘキシジンの副作用として、味覚障害や着色や上皮の剥離、灼熱感がある。アメリカでは、1日2回の洗口を2分間すると1回で12時間の効果あり、日本では1/4000の濃度しかない。歯間部には効果はなくToothpickが必要となる。ポピドンヨードにはヨードアレルギーを引き起こす事がある。とにかくハブラシが大切!!90%以上はハブラシです。残りの数%が薬剤です。
・メンテナンスとSPTについて日本では
歯周組織に臨床所見のない状態での定期検診をメインテナンスと定義し、所見は残るが病態に進行が認められず安定した状態にあり病状安定の継続には、歯科医療従事者によるサポートを必要とする場合の定期検診をSPTと定義している。メンテナンスの流れとしては①問診(くすり、体調、内科) ②口腔内のチェック ③診査(2mm以上の変化)(レントゲン) ④プラークコントロールのチェックと再指導 ⑤デブライトメント(PTC) ⑥フッ素塗布SPT移行の指標として①BOP10%以下②5mm以上のポケットが存在しない③Ⅱ度またはⅢ度の根分岐部病変が存在しない
・妊娠
率直感染→親子感染 Ag菌30~60%みられる pg菌(18才以上)はみられない
水平感染→夫婦感染 Ag菌14~60%みられる pg菌30~75%
つまり歯周病菌はうつる!!
セミナーを受けて、術者と患者が協力して行うことにより細菌の除去には最大限の効果があること、情報の提供とモチベーション、患者本人による感染除去はブラッシングにより可能である事をもっと伝えて今後の治療に生かしていきたいと思います。毎回勉強になり機械を与えて頂けて感謝しております。

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