カウンセリング

口腔歯科のカウンセリングとは

歯科医院によって、トリートメントコーディネーターと呼ばれるような専門のカウンセラーがいます。
歯科医院で行うカウンセリングについて想像があまりできない人も多いかもしれませんが、実際にはどのようなことを行うのでしょうか。

多くの人は、歯科治療の内容の説明は、ドクターがしてくれるとお考えなのではないでしょうか。実際、多くの場合では、歯科治療の説明や、患者の疑問や質問の受け答えなどはドクターが行います。
しかし、ほとんどの患者は、歯科治療などの知識がありません。そのため、普段耳にしないような歯科の専門的な用語や説明はなかなか理解しにくいという方がほとんどです。

そのため、ドクターから治療についての説明を一通り受けた後でも、心の片隅に疑問や不安、心配な点などが残ったままの人も多くいることでしょう。
この心配などは、ドクターに対する漠然としたイメージなども関係あるかもしれません。このイメージとは、具体的にあげるとすれば「先生はいつも忙しそうだから質問しにくい」「一回説明してくれた後にもう一度聞くことは失礼なのではないか」「治療費などの説明をもう一度お願いすると変に思われるのではないか」などでしょう。

患者の心理としては、本当は歯科医に聞きにくいけれど、質問したいことはたくさんあり、そして、納得のいくまで説明をしてほしいのではないでしょうか。
そのような不安を解消するためにトリートメントコーディネーターやカウンセラーがいる歯科医院が近年徐々に増えつつあるのです。

カウンセリングについて

では、歯科医院で行うカウンセリングとはどのようなものなのでしょうか。
カウンセリングを導入している歯科医院では、主に、初診の段階では、お口に関しての悩みや疑問などを伺うところが多くあります。

お口の悩みや疑問とは、今現在患者がどのような症状に悩んでいるのかという点や、治療に臨む前に歯科医に伝えておいてほしいことや、希望しない治療などです。これらをカウンセラーがうかがうことで、患者が望む最適な治療法を提案することができるようになります。
トリートメントコーディネーターやカウンセラーは患者と歯科医や歯科医院の架け橋なのです。

セカンドカウンセリングとは

聞きなれない言葉かもしれませんが、歯科治療のカウンセリングでセカンドカウンセリングというものがあります。
セカンドカウンセリングは初診時のカウンセリングと異なり、患者の方一人一人のお口の状態などについての詳しい説明を行っています。
平均寿命が延びている昨今で、生涯自分の歯で健康な食生活を行うためにも、自分の口や歯の状況をよく理解する必要があるのです。

セカンドカウンセリングでは、実際のお口の状況を把握するために、レントゲンなどを参照しつつ、虫歯や歯周病の進行具合などの説明を行うことが一般的です。

その他の歯科治療のカウンセリング

トリートメントコーディネーターはこれらのカウンセリングのほかにもカウンセリングを行っています。
たとえば、「保険適用外の白い歯を入れる治療はどれくらい費用が掛かるのか」「インプラントはどれくらいの寿命があるのか」「銀歯をインプラントに変えることができるのか」などの疑問や質問の解消や説明を行います。
これらの疑問や不満を解消し、治療するにあたっての様々な選択肢を提示することもトリートメントコーディネーターの役割なのです。
歯科治療に対する患者の理解が深まることで、より円滑に治療を行うことができるのです。

また、多くの歯科医院では、治療後も再発を防止するために定期的な健診の案内を行っています。
そのため昨今の歯科医院は、多くの人が抱きがちな「お口にトラブルが発生してから通う歯医者」ではなく、「お口にトラブルを抱える前に予防歯科的に通う」歯医者へと徐々に姿を変えつつあるのです。

また、せっかく治療が終わっても再発しないように、定期健診のご案内も行っています。

当院では患者さんにとって『痛い時に仕方なく行く歯医者』ではなく、『治療によって得られたお口の健康を維持するために定期的に行く歯科医院』でありたいと願っております。

カウンセリング例

40代になって歯の矯正ができると考えていなかった…。

40代の女性の方で、子供のころから歯並びの悪さが気になっていたが、年を重ねるにつれそれがコンプレックスになり、思いっきり笑顔で笑えずに悩まれていた患者さんです。

これまでなかなかきっかけがなく歯の矯正を考えたことがありませんでしたが、当院で歯周病の治療を始め、カウンセリングを受ける中で歯の矯正について相談を頂きました。

40代で歯の矯正を受けられる年齢ではないと考えられていらっしゃいましたが、今からでも歯の矯正をするメリットとして以下の内容をお伝えし、矯正歯科を始めることになりました。

 

・むし歯・歯周病になりにくくなる
歯並びが良くなることでデコボコ部分が少なくなり歯をしっかり磨けるようになります。

 

・口臭が少なくなる
上で説明の通り歯をしっかり磨けることで口臭が出にくくなります

 

・精神的に自信がつく
人目を気にすることなく笑顔で会話ができます。

 

・全身の健康にも良い影響が出る
歯を矯正することで、かみ合わせが良くなり、しっかりものを噛めるようになります。

 

このようなメリットを理解いただき、歯の矯正をしましたが、改めて自分に自信がついて、お口の健康にもしっかり目を向けられるようになったとのことでした。

歯の部位にあった機能的な歯の詰め物を納得して選べた

友人との女子会で、笑った時に見える銀歯が恥ずかしくなり、おもいきり笑える機会が減ったという女性のご相談です。

 

これまでは他の歯科医院に通院されており、歯の治療を行うたびに、「自費治療」の提案をされていたようですが、見た目と金額の説明はあったものの、詰め物の素材による「機能面」の説明があまりなかったそうです。

 

結局、どのように自費治療を選択すべきかわからなかったため、そのままの状態にされていました。しかし、普段の生活で友人と会った際に、歯の色がきれいに見える方が多く、自分の銀歯治療が目立つのではないかと恥ずかしい気持ちは続いていたそうです。

 

また、銀歯は歯の治療をしたことがはっきりわかるため、歯磨きもしっかりしていないお口のケアにだらしない印象を持たれるのではと悩んでいらっしゃいました。

 

当院に通院いただき、初めのカウンセリングでご自身の歯に対する希望、歯の部位による機能面での素材の説明をしっかり受けていただきました。そして、治療後のメンテナンスの重要性もしっかり理解されて、見た目のきれいさと機能面も優秀な「ジルコニア」で歯の治療を行いました。

 

現在もメンテナンスで定期的に通院されていますが、ご友人にも笑顔の回数が増えて自信を取り戻したと喜んでいただきました。

口臭の悩みを歯医者さんで相談できて安心だった

ご自身では気づいていませんでしたが、お孫さんから指摘されて口臭治療にいらっしゃった男性の患者様です。

 

歯磨きをしっかりとしている自覚もあったので、歯や歯ぐきの痛みを感じた時にだけ歯科医院に通院されていた方です。デリケートなお悩みなので、相談しずらかったそうですが、当院では口臭測定器「ブレストロン」という機械を使って診断できることを知り、興味を持たれ通院されました。

 

ブレストロンを用いて、多面的に口臭の原因をつかむ検査を行った結果、この方は、隠れた部分に虫歯があり、それが口臭の大きな原因になっていることがわかりました。
ご自身で行う歯磨きはどれだけしっかり行っても、磨き残しが出てしまうのはやむを得ないことです。

 

その後、定期的に歯科衛生士によるプロの歯磨きによるメンテナンスとデンタルフロス・歯間ブラシを用いた歯磨きの指導も行った結果、口臭の軽減につながり、お孫さんからもお口の指摘はなくなっていったとのお声をいただきました。

PAGE TOP