フィンランドは世界的に有名な歯科先進国です

2020年8月25日

〜北欧の歯科大国フィンランドで実践されているおなかの中の赤ちゃんの歯を守る方法とは〜

フィンランドをはじめとした北欧の国々は、歯科大国や歯科先進国として世界的にも注目されています。歯科大国のフィンランドでは、生まれる前の赤ちゃんから予防歯科を行っています。
おなかの中にいる赤ちゃんの歯をお父さんとお母さんの努力で虫歯から守っているのです。
妊娠して新しい命をおなかの中に宿してからは、慌ただしいことの連続です。そのため、自分の身体のケアをどうしても怠ってしまうお母さんも少なくありません。
この項では、歯科先進国であるフィンランドで実践されている、おなかの中の赤ちゃんの歯を強くする技に触れていこうと思います。

妊娠したらまずは歯科クリニックへ行きましょう

フィンランドでは、将来のママとなる妊婦さんがキシリトールを取ることで、これから生まれてくる赤ちゃんへの虫歯予防を行っています。

キシリトールは日本でもガムや歯磨き粉に含まれている商品が増えてきているので、なじみがあるという方も多いでしょう。
キシリトールは最初、カバノキという樹木から発見され、ギリシャ語で「木」を意味する言葉から命名されました。
ショ糖と同じ程度の甘みがありながら、ショ糖よりも4割ほどカロリーが低く、加熱しても甘みの変化がないという特徴があります。
このキシリトールはフィンランドなどで生産されている食品添加物の一つなのです。

キシリトールは、虫歯の原因菌による酸の生産がほとんど行われないため、歯を虫歯から守ることを助ける働きがあります。このキシリトールによっておなかの中の赤ちゃんの歯を丈夫にするのです。
我が国における研究でも、キシリトールを妊娠中にきちんと摂取していれば、生まれた赤ちゃんにパパやママからの虫歯菌の感染リスクが低くなるという報告もあります。
まさに、赤ちゃんが生まれる前から虫歯予防は始まっているのです。
なお、虫歯対策に有効なキシリトールですが、人によっては下痢などの副作用が出る場合があるので、あくまでもキシリトールは虫歯予防の一つの手段として有効活用すると良いでしょう。

赤ちゃんを虫歯から守るためには、パパとママの歯をきれいにしましょう

赤ちゃんが生まれる前からできる虫歯の予防歯科として、一番大切なことはなによりも、お父さんとお母さんのお口の中を清潔に保つことです。
なぜなら、生まれたてで「無菌状態」の赤ちゃんにお父さんとお母さんは毎日たくさんスキンシップを取ります。そんなお父さんとお母さんのお口の中に虫歯や歯周病の原因菌がたくさんあったとしたら、遠くない未来に赤ちゃんのお口にその菌がうつってしまう可能性が大であることは火を見るよりも明らかでしょう。

もし、親御さんの口の中に虫歯があれば、その虫歯にはたくさんの虫歯菌がいます。たとえ虫歯がお口の中になかったとしても、過去にした詰め物が取れてしまったまま放置してしまったり、被せ物と歯の間に隙間があると、その隙間に歯垢(プラーク)がたまってしまい、歯周病や虫歯の原因菌などの巣窟になってしまっているのです。
この原因菌の巣窟であるプラークをお口の中に作らないためにも、定期的に歯科クリニックで治療や検査をする必要があるのです。妊娠していることがわかったら、まずは歯科医院に行き、お口の中を検査して必要な治療を行っていくことが大切なのです。

妊娠中に歯医者さんに行くなら安定期に行きましょう

妊婦さんが歯科医院に行くタイミングはつわりや臨月を避けましょう。安定期に入り、体調が良い時に受診するのがおすすめです。
お父さんの場合は、奥様の妊娠が判明したらなるべく早い段階で歯科に受診することがおすすめです。早めに受診をしておくと、日々の仕事の合間に無理なく通院することが可能となるため、「治療が終了しないうちに、子どもが生まれてしまい、そのバタバタで治療を中断してしまった」というような事態も回避できます。
そして、歯医者での治療が無事終了しても、ご家庭での日々の歯のブラッシングやデンタルフロスなどの歯のお手入れを忘れないようにしましょう。
定期検診などで、歯科医や歯科衛生士に歯のどの部分に磨き残しがあり、どこに汚れが付きやすいか、そしてより上手な歯磨きの方法などの指導を受けることができます。
歯科医や歯科衛生士に受けた指導をしっかりと覚え、身に付け、毎日実践することが大切です。せっかく治療で手に入れた綺麗なお口を再び汚してしまっては、大切な赤ちゃんにとっても好ましくはありません。
親御さんががんばって治療後もお口を清潔に保つことは、赤ちゃんのためにもなるのです。

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