歯周病の正しい治療の仕方とは

2019年8月21日 八王子歯医者 多賀歯科医院 8月21日2

口腔内の局部的原因による歯周病について

歯がグラグラする、といったような、お口のトラブルにお悩みで歯科を受診される患者さんの多くが、全身状態と関係した歯周病ではなく、実は咬み合わせや、不良治療などが原因の局部的なものである場合があります。
このようなケースでの歯周病は、全身の抵抗力が落ちているわけではないので口腔内に対する技術的な治療を行い、適切なブラッシングを並行して実践していただくことにより比較的簡単に治療することができます。

歯並びが悪く、咬合が不自然な場合

現代人の多くは歯列が不正な場合があり、ギザギザやデコボコとした歯列になっているのをよく見かけます。
上下の歯の咬合関係には厳密で繊細な法則があります。
そのため、正しい部位に正しい方向で加わる力に対しては非常に強い耐久力があります。
しかしながら、上下方向でない悪い方向に加わる力には弱く、すぐに骨が悪くなってしまいます。
このような場合は、咬合調整などにより、正しい咬合に改善し、必要に応じて手術や補綴も行います。

不良治療が原因の歯周病の場合

不良な治療による金属冠(クラウン)などにより、咬合が本来の正しいものから狂っていたり、根管治療が不完全だったがために、排膿している例も少なくありません。
大切なことは、進行の度合いが手遅れなレベルでなければ、正しい治療をすることで歯周病は治る、ということです。

全身状態と大きく関係する歯周病について

様々な要因から体そのものの生命力が低下してしまい、歯周病が深く進行してしまった患者さんの歯肉は、健康な方の歯肉が透明感やハリのある美しい濃いピンク色をしているのに対して、全体的に蒼白い色味であったり、暗赤色、赤紫色など、一瞥して健康な印象を抱きにくい色味をしております。
 
そのため、生気がなく、色つやも悪い印象を受けやすいものとなっております。
また、顔や爪の色つやも歯肉と同じような特徴を示す、と言われております。
この場合は、食生活を改善することを基本とし、全身的疾患を治して抵抗力の向上を図ることが何よりも重要となります。
例えばヘビースモーカーの方であれば喫煙習慣を改善したりですとか、糖尿病などすでに疾患をお持ちの方はそれらの治療も行っていただく必要があります。
 
特に食生活の改善は歯周病治療に大きな効果を発揮し、患者であるご本人様もあきらめかけていたような、重症の歯周病が改善される場合も少なくありません。
 
例えば、外食中心で偏った食生活をしていたため、歯周病になってしまい、歯の多くを失ってしまう危機に瀕していた方が、食生活を改めることで歯周病が改善した、というケースもあります。
 
また、食生活を健康的なものに改善させることにより、下痢や肩こり、胃もたれが改善し、また免疫力が上がるため疲れにくくなり、風邪をひきにくくなるという様々な良い面での副産物も生まれます。
 
このように、全身の状態を向上させた上で歯周病の治療を行うことで、歯周病の克服がより容易なものになります。
歯周病の治療に限らず、歯科治療は小手先だけの治療にこだわるのではなく、長い目で見た治療が大切なのです。

PAGE TOP