5月23日

『多賀歯科医院ペリオセミナー(2017.03.29)』に参加しました。

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・抗生物質は歯周病に有効なのか?
抗生物質単独療法の効果は全くない。抗生物質をずっと飲んでいるとパーンと歯肉が腫れるという急性症状が引き起こされた。
なのでいたずらな抗生物質の投与はしてはいけない。
徹底したプラークコントロール下において大きなアタッチメントゲインが得られる。
なので、薬では歯周病などが改善してこない。歯周治療は外科かSRPが最も有効。
しかし、全身症状がある場合は抗生物質の投与が有効。
抗生物質は耐性菌ができてしまうので長期は注意が必要。
歯周病は薬とかを飲めば治ると思っている患者さんがいたら、しっかり説明して理解してもらいたいと思った。
歯周治療をして、健康な状態を保っていくために、しっかりアプローチしていきたいと思った。
 
20170523-8
 
 
【ペリオにおける抗生物質】
 
①重度歯周病患者に対する抗生物質の使用・
・トロニタゾールタン単独で使用→効果なし
→抗生物質だけを投与しても
効果がないだけでなく
急性症状を招くことがある。
・トロニタゾール+アモキシリンを併用→効果なし
 
②慢性歯周病患者に対する抗生物質の使用。
・SPPだけ行った場合とSRP+抗生物質を投与した時の差は0.5㎜ほど
→外科処置(SRP)のみで十分
 
③侵襲性歯周病に対する抗生物質の使用
・外科処置の直後に対してなら使用する価値があるかもしれない
局所的な所見のみには使用しない。外科処置で十分
 
④歯周組織再生療法時の抗生剤の役割
・効果はない
 
⑤潰瘍性歯周病に対する抗生剤
・効果はない
【抗生物質のデメリット】
・抗生物質を0.5㎜のために使っていると歯周病以外のもっと
必要な時に耐性菌ができて効かなくなってしまう可能性有
→抗生物質の処方に厳しい
オランダに対して処方箋なしで
抗生剤が出せるスペインは
菌保有率が高い。
 
【結論】
・単独療法は急性症状が出る可能性があるので×
・急性症状のときはドレナージを最優先させる
・慢性症状のときは抗生剤のデメリットを考えると使用しない方がいい
 
【感想】
・今までなんとなく抗生剤を使えば細菌が理由の病気は良くなるのかと思って
いましたが歯周病に対しては全くちがうということがわかりとても勉強になりました。

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